2年間契約していた現場の仮設電源の期限が迫ってきた。
本来は1年契約が原則なのだが、もう一年延長してもらっていたのだ。
まあ、普通の家作りでは、こんなに長期になることはないだろうなあ(笑)。

で、本設の工事は、後輩の電気屋・Yに頼むことにした。
自分でもできなくはないと思うが、プロの仕事も見ておきたかったのだ。

まず、近所のホームセンターで入手したのは、
40Aのブレーカー、小型分電盤、30A用のコンセント、アース棒、メーター取り付け板など。
あとは、ウチにある材料で何とかなるそうだ。

現場に到着すると、さっそく周囲の電柱をチェックするY。
本設の契約時には、敷地近くの3本の電柱の番号を東電に伝える必要があるそうなのだ。
そんなこと、電気工事士試験じゃ勉強しなかったぞ!

普段何気なく見ていた電柱から伸びる電線の区別についても、いろいろと説明してくれた。
高圧電線の位置や動力用の電線の見分け方、
電話線やTV用ケーブルなどは一番下にあることなどなど……。
これも、試験じゃ全然勉強しなかったなあ~。

さらに、メーターを取り付ける位置の原則や分電盤までの配線方法、
ブレーカーと分電盤の配線方法、
200ボルトを使うときの方法、
ペンチで被覆をむく裏ワザ……。
そして、一番知りたかった一般住宅での配線の原則やジョイントのノウハウなどもいろいろ教えてくれた。
持つべき友は、やっぱり電気屋か?

夕方、船長のWさんからTEL。
「いま、岸壁で70センチのスズキが釣れたよ~」。
おお~、明日行ってみよう(笑)。

夜は自宅で、Yと子供たちを交えて将棋大会。
子供たちが寝てからは、Yと学生時代の話に興じる。
彼は元ログビルダーで冒険家でもあるので、話題は深夜まで全然尽きないのであった。