今日は、いよいよ生コン打ち。
予定では朝からの作業だったのだが、仲間の都合で午後イチに変更。

で、午前中に作っておいたのはCDラック…、じゃなく余った生コンで束石を作るための型枠だ。
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作業中にカズちゃんがやってきて「鉄筋を入れておくと丈夫になるよ~」とのアドバイスで、
さらに余っていた鉄筋をカットしてはめ込んでみた。
今回の基礎に使う生コンの量は、約0,9立米(リュウベイ)。
でも、1立米以内の量だと1立米分の値段に計算されるので、
余った生コンを利用できれば一石二鳥なのだ。

その間、息子たちは丸太の皮むきを頑張ってくれた。
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昼過ぎ、釣り仲間のワダさんとコジマが助っ人にやってくる。
作業のダンドリを説明していると、ついに生コンを積んだミキサー車がやってきた。
「よろしくお願いしま~す!」
こういう業者相手の場合には最初のあいさつが大切だと、
ログビルダー時代に知り合いの棟梁から教わった。

幸いなことに、今回の生コン屋さんはセルフビルドに興味津々の様子。
立ち並ぶボイド管の列を見て、「お~、これ自分で全部やったのか~」
レベルの目安として、ボイド管の外側3ケ所からビスを打っておいたのだが、
「これはいいアイディアだよ」とほめてくれた。

生コンを流す順番を説明し、さっそく作業の開始。
自分が一輪車で生コンを受け取ってボイド管まで運び、
それを助っ人のふたりがスコップで流し込む。
桟木でコンクリを突っついて気泡を抜く作業と写真撮影は嫁の担当。
そして、息子はレベルの取れたコンクリの天端をコテで均す作業。

その間、生コン屋さんがいろいろなアドバイスをしてくれる。
「奥さん、突っつくのはボイド管のフチだよ」
「スコップに土を付けないようにな。強度が落ちるからな」
「そんなに慌てないでも、コンクリはすぐには固まらないから安心しな!」

ちなみに、今回の生コンの配合は、
・強度27ニュートン
・スランプ18センチ
・骨材20ミリ
生コン屋さんに発注したときに、ログハウスの独立基礎用として欲しいといったら、
親切ていねいにコンクリの強度について説明してくれて、
独立基礎に最適の強度に配合してくれたのだ(1,100円ほど余分に取られたけど・・)。


なんだかんだで、結局、作業はトラブルもなく小一時間で終了。
束石用の型枠にも生コンを流してもらったら、ジャストの量だった。
生コン屋さんにコーヒーを勧めると、
「いい現場だったよ。ホントにプロも顔負けだね~」
いくつもの現場を知っている職人の言葉だけに、素直にうれしかった。

夕方、助っ人と家族の奮戦に感謝して、庭でバーベキュー。
ワダさんが釣ってきたヒラメの刺身や釣りバカのミヤザキが送ってくれたエゾジカの肉などで、
贅沢な酒宴となった。
やっぱり、セルフビルドではいろいろな人々の協力がうれしいのです……。