先日、柏市にある実家に帰ったついでに利根川に寄ってみました。
私が実家を離れる高校生の頃まで、頻繁に通った故郷の釣り場です。
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ヤマベ(オイカワ)、ハヤ(ウグイ)、ハス、ワタカ、テナガエビ、カマツカ、ヒガイ、レンギョ、ウナギ、ナマズ、マブナ、ヘラブナ、コイ、ニゴイ、クルメサヨリ、ドジョウ、、、
子供の頃は毎週末のようにこの川に通っていたので、釣った魚はトータルで数万尾になると思います。 

今ぐらいの時期になると、河原でキャンプをしながら昼はヤマベやテナガエビ、ヒガイ、夜はウナギ釣りに興じることもたびたび。 
当時はテナガエビを釣る人などはいなかったので、巨大なのが入れ食いで釣れましたね。
同じ仕掛けに、長さ30〜40センチぐらいの「メソ」と呼ばれる小型のウナギもたびたび釣れました。
ヤマベなどは朝の数時間で100尾以上釣り上げて、その後は20センチ以上の大物狙いでタナや流し方などを工夫したりしてました。

いまでこそ海の近くに暮らしていますが、その頃の利根川での経験が私の釣りのバックボーンになっていることは間違いありません。 

その利根川で、久し振りに竿を出してみました。
狙いは、この時期に脂が乗っておいしくなる「梅雨ヤマベ」。
塩焼きにするとたっぷりの脂がジュージューとしたたるので、私の父親は「イワシヤマベ」と呼んでいましたね。

釣り方は、長さ4mほどの清流竿を使った「ウキ釣り」です。
日本を代表する大河である利根川は、見た目以上に流れの押しが強く太いのが特徴。
また、狙いの水深が2m近くになることも多いので、浮力のあるウキを使うのが鉄則になります。

ポイントになるのは河岸のカケアガリ付近で、本流の流れと河岸近くの緩流帯との境目。
ここに、フライパンで炒った米ぬかとサナギ粉、河岸の泥をまぜたコマセダンゴを数個投入。
このダンゴの匂いはかなり効果的で、早ければ数分、長くても10分ほどでヤマベの群れが集まってきます。

群れさえ集まれば、あとはひたすらウキに出るアタリを積極的にアワセていくだけです。
とはいえ、このアワセのタイミングが意外と難しく、慣れないと空振りの連発になることが少なくありません。
ウキにアタリが出るのは、ほんの一瞬。
これを見逃すと、ヤマベが釣れることは永遠にありません。
向こうアワセが通用しない、想像以上に高度な小物釣りなのです。
この適度なハードルの高さから、一年中ヤマベを追いかけているベテランもいるほどです。 

逆にいうと、このヤマベ釣りで特訓すれば、その技術はほかのすべてのウキ釣りで通用することをお約束します。

大河に育つヤマベは、尾ビレが長いのが特徴。
深場から釣り上げるので、サイズは小さくとも引きは想像以上に強烈です。
この日は一時間ほどの釣りでしたが、久し振りにヤマベ釣りの醍醐味と妙味を堪能できました。
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どこの川でも普通に泳いでいるヤマベ。
初心者が入門しやすく、それでいて奥が限りなく深いヤマベ釣り。
この夏、ぜひチャレンジしてみませんか?
 
地上最強のヤマベ釣りのテクニックについては、川釣り入門書の超人気ロングセラー『川釣りの極意』にくわしく解説していますので、参考にしてみてください。 
川釣りの極意 (つり人最強BOOK)
西野 弘章
つり人社
2008-08-01




ちなみに、釣れたヤマベは冷やしたクーラーボックスなどで鮮度よく持ち帰り、唐揚げや塩焼き、甘露煮などにすると頭から丸ごと食べられておいしいですよ!