先日の台風被災で一番役立ったのは、なんといっても「発電機」でした。
この週末にやってきそうな台風も含め、近年増えてきた災害に備えて発電機の入手を考えている方もいると思いますので、少し長くなりますが今回感じたことをまとめておきます。
 

我が家では3.11のときに発電機を入手しておいたのですが、今回の長期にわたる停電では照明やスマホの充電などはもちろん、暑い時期でしたので冷蔵庫(冷凍庫)を使えたのが非常に役立ちましたね。
冷凍庫で凍らせたペットボトルや冷えた野菜サラダなどを、電気のないご近所の高齢者に配ると毎回大喜びされました。
給湯器と発電機をつなげば(断水してなければ)お風呂も使えますし、電気コントローラー式のトイレも普通に使えます。


発電機の種類は、ガスエンジン、ガソリンエンジン、ソーラーバッテリー、プラグインハイブリッド車などがあって、今回はそのすべてを使う機会がありました。
最初はカセットガス式を使っていたのですが、わずか1時間たらずで燃料切れになるのでまったく使い物になりませんでしたねー。
キャンプ用には手軽かも知れませんが。。

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(ガス発電機。手軽に使えて安全性も高いですが、非常用にはいまひとつでした。。)

ガソリンエンジン式はパワフルで、燃料満タン(3.6リットル)で8時間ほどの連続運転ができるので今回は大活躍でした。
出力は1500W(VA)あれば冷蔵庫や洗濯機、そしてエアコン(100Vタイプ)だって使えます。
パソコンを使う人なら、正弦波が使える「インバータータイプ」をお勧めしますが、少々高価なのが難点。
非常用としては、ホームセンターで数万円ほどで売られているものでもOKだと思います。
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(ガソリン発電機。郊外に住んでいるなら、これで決まりでしょう。これ一台(1600W)で、冷蔵庫、エアコン、洗濯機まで稼働できました)

 だし、とくに洗濯機などの消費電力が大きな家電を使うと、ガソリン燃料をかなり消費してしまいます。

今回は我が家でも節約してましたが、それでも13日間の停電で100リットルほどのガソリンを使いました。


そしてガソリン発電機の一番大きなデメリットは、「騒音」や「排気」がかなりあること。
もちろん室内だと使えず、倉庫に置いて主屋まで延長コードを引っ張って使ってました(どのタイプの発電機でも「延長コード」は必需品です)。
こうなると、都市部の家庭ではちょっと使いづらいかもですね。
さらに、エンジンの始動ではチョークやスターターなどを操作する必要があって、ときにはなかなかエンジンがかからないこともあります(とくに冬場は苦労する)。
となると、現実的には非力な人や高齢者だと使えないわけです。
可燃性の高いガソリンの備蓄や取り扱いも、そう簡単ではありませんし。
実際、ご近所の高齢者に発電機を貸し出そうとしたこともあるのですが、全員が「私、無理!」とのことでした。。



その点、ソーラー式なら排気も騒音もゼロ。始動もスイッチポンでOKです。
出力も安定しているので、パソコンで仕事していてもストレスがまったくありませんでした。
釣りボートなどに使うディープサイクルバッテリーと100〜200Wソーラーパネルなどを組み合わせて自作する人も多いですが、いまではそれらが配線用コードも含めて5〜7万円ほどでセット販売されているので、それを利用すれば簡単です。
もっと手軽にやるならソーラーとAC併用の「ポータブル電源」もあって、大容量タイプなら結構活躍してくれると思います。

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(排気ガスも騒音もゼロのソーラーシステム。都会のマンションでも使える利便性がGOOD。DIYも簡単です)

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( 
今回は、オフグリッドの第一人者である佐藤さんや実践している斎藤さんからお借りしました)

ただし、ソーラー式はバッテリーの容量にもよりますが、雨や曇天が数日続くと威力が低減。
冷蔵庫や洗濯機などは使えなくなるので、我が家ではソーラーとガソリンを併用してました。


こうした意味で今回一番最強だったのは、燃費が圧倒的によくて、騒音もほぼないトヨタ・プリウスのプラグインハイブリッド車です。
お値段は400万円以上だそうですが、私も欲しくなりましたね。。(笑)

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(普段使いの自動車としてもパーフェクトな、プリウス・プラグインハイブリッド。非常時には家庭用電源としても大活躍してくれます)

そしていま、いろいろな意味で有効な対策だと思うのは、家の一部にプチ・オフグリッドシステムを導入することです。
それも『小屋大全』でご紹介したように、ごく簡単かつローコストで。
これについては、いずれ我が家で実際に作ってみます!

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延長コードは、建築作業用の丈夫なものが必須です。我が家では、主屋のほかに倉庫とログハウスでも少しずつ電気を使ったので、コードリールも役立ちました)