正味2日間の北海道短期釣行をしてきました。
今年は多忙なこともあって全然予定してなかったのですが、どこから調べたのか奥さんの「今年はカラフトマスが釣れてるみたいよ」のひと言で即決です(笑)
向かった先は、本命ポイントである知床半島。
最果ての地ですが、30年以上に渡って何十回と通っている私の大好きな釣り場でもあります。
札幌在住の長男も合流してくれて、夜明け前の3時半に釣り場へ到着。
空が白々と明けてくるプライムタイムに、さっそく息子が選択してくれたルアーをキャスト。
私と息子の釣りのスタイルは全然違っていて、使うルアーも全然違います。
「とにかく魚に違和感を与えない釣り方が重要」だと息子。
私がこの釣りにいつも使っているルアーは、ほとんどダメ出しされてしまいました。
実際、今回は息子の選択が大正解で、他の多くの釣り人は不調だったのに、我々だけは快釣だったのです!
息子たちが小学生の頃からカラフトマスの釣り方を教えてきましたが、いまでは私が逆に教わる立場になってしまいましたね~。
黎明から徐々に明るくなり始めた波間に、ときおり遡上を控えたカラフトマスの気配があって気分も徐々に高揚してきます。
そして、ファーストヒットはやっぱり長男でした。
フレッシュランのカラフトマスの引きは強烈ですが、余裕で引き寄せてランディング。
体長50センチのメス。婚姻色が入っていない美しい銀ピカの魚体です。
そして、私にもヒット!
使用しているラインはPE1.2号、リーダーがフロロの3号ですが、魚を走らせてしまうとほかの魚たちが警戒してしまうので、ある程度強引にファイトすることも重要との息子のアドバイス。
また、カラフトマスは口切れしやすいので、ドラグを効かせてやりとりするより、頭を振らせずに魚の顔がこちらを向いた瞬間に、一気に引き寄せたほうがバラシも少なくなります。
砂浜にズリ上げてランディングしたのは、60センチ超の良型のオス。
息子のアドバイスで釣り上げたこの一尾と出会えただけで、もう今回の旅は100%満足してしまいました。
が、今回はルアーの選択や釣り方がマッチしたのか、その後もヒットが連発です!!
腕が痺れるほどのファイトの連続で、6時過ぎには釣り場を後にしました。
日中は奥さんの五目釣りに付き合ったり、釣れたマスの肝臓や白子を焼いて食べたり。
超新鮮なマスのモツ焼きは、本当に激ウマです。
そして、翌朝は再びマス狙いで怒濤の連続ヒット。
バラシが多かったのが個人的な反省点ですが、息子のおかげで13尾のマスを釣り上げることができました。
もう、完全に満足でしたが、帰りの車窓から海岸を眺めているとゴロタ場が点在しています。
で、ゴロタ場で長さ50センチほどの棒を拾い、その先に短いハリスでハリを結びます。
私が本で何度も紹介している「チョイ釣り」ですね(笑)。
マス狙いの釣り人が使っていたと思われるイカの切り身が落ちていたので、それをハリに付けてエサにします。
狙うのは、水深20センチほどのゴロタ石のすき間。
竿先をすき間に突っ込むと同時に、竿先にググッと魚の引き!
釣れたのは、鍋にすると激おいしいカジカでした。
ほかにも巨大なギンポも釣れるので、この釣り方を知っていれば北海道でキャンプするときも食材には困りませんね(笑)
怒濤の弾丸釣行。
北海道なのに猛暑だったのが唯一の誤算でしたが、帰りの飛行機で房総の友人と遭遇したりとかなり濃いめの日々でした。。
***
【カラフトマス】
竿=シーバスロッド9.0フィートML
リール=ダイワ3000番
ライン=PE1.2号
リーダー=フロロカーボン3号1.5m
ルアー=スプーン各種
【チョイ釣り】
竿=ゴロタ場で拾った木の棒(北海道では竹が少ないようです)
ハリス=フロロ1号10センチ
ガン玉=2B
ハリ=袖9号
コメント